今週のお題「10年後の自分へのメッセージ」

初めてお題にそって書いてみよう。
決まりごとがあると楽なもので、考えだってすぐにまとまる。

10年ね、まだ還暦にはなってないか、でも、長生きはしたくないな、
きっと、この腰痛はそのままで、悪くなることはあっても改善はしないだろうし、

死なない病気というのは精神を蝕むと思う。死ぬと言うことは締切りがあるようなもので、到達点に向かって進んでいくわけだけど、締切りがないなんて恐怖以外のなんでもない。
だから長生きも、死なない痛みだけの病気も勘弁してほしいわけ。

会社の経営、これまた社員にとっては定年までの永遠なんだろうけど、ITベンチャーの社長にとっては、飛び降りるか、消えるか、成功して悪い友達にダマされるかの選択だけになってしまって、まあ、頭の中は決着つけて終ることばかりを考えてしまう。

何事も締切りがあって、その締切りに向かって走るほうがいい。そのほうがペース配分もできるし、成功、失敗もわかりやすい。

タバコもやめました。あっさりと、
夜も家に居ます(居心地もいいし、これぞ幸せかもと思う)
もともと酒は飲みません。飲まなくなりました。

睡眠時間はナポレオンと勝負したいほど、
グッドミンをコーヒーで飲むのが日課で、それでも日テレニュースを3回はリピートで見ることになります。

そうだな、今の夢は、無造作に暮らすことかな、
無造作に立って、座って、歩く、

これ、人にとって最高の幸せ、
痛みをこらえて、いつも逃げ腰で歩いていると考えられる容量が半分になった気がする。
でも、鎮痛剤では1/10になってしまうから、それよりはマシ、

沖雅也の「涅槃で待つ」以上の言葉を考えないとね、
でないと、自分では締切りが決められません。

この痛みと共存できる仕事にシフトするためには相当な覚悟が必要です。
自分が作家にならないと、
そして、作りだめられる仕事にしないといけません。

痛みは精神を鍛えると信ずることにしましょう。
きっと10年後の自分は痛みに鍛えられて、自分の作品を創り上げているでしょう。
それは、緻密で、精密で、完璧なもの。
あー、デジタルだからここまでできたと言える写真を作りましょう。