なんとも精神的に鍛えられる仕事、

フォトグラファーはどうあるべきか問われている気がする。渡辺陽一氏がゆっくりと話しをするのも戦場カメラマンとして生き残る方法だと思うし、浅井愼平氏が音楽に取り組んだり、いつでも新しいものにチャレンジしていくのは感性を磨くためだと思う。

葬儀写真というのは、いままで逃げてきたドキュメンタリーではないかと思う。考えたくない。考えると撮れない。なにしろ商品撮影は嘘も含んでいるから。
この商品は魅力的なのか、この商品は価格に見合ったものなのか、この商品は不良品ではないのか、悩むことが多いのが事実。

たとえば、大手のアパレル、売れてもいるし、品質が良いともされている。でも、それは噂の範囲で、実際はかなり手抜きが見えたりする。
着てみて縫製の精度から斜めに生地が傾いていく。これではきちんとした商品じゃない。

でも、それを売れるように撮影していく。これはストレス。
美しいものは、より美しく、そうでない人は、それなりに・・・・
これが真実ではないでしょうかね。

暫く、精神を鍛える仕事もすべきだと思っています。