震災と募金、そして既存組織

募金をすることはとても良いことだと思う。それは美徳であり、人として、社会人としての責務だ。

だが重複する募金を各組織がすることに疑問を以前に書いた。
そもそもの赤十字を通して募金するのであれば、最初から赤十字に募金すればいいのだ。それで事務費も、振込みの手数料も無駄がでないのだから当たり前のことだろう。

上記観点からすれば、既存組織が募金を募るのは組織の見栄だけであり、みなさん、赤十字を通して募金して下さいとアナウンスだけをすべきだ。

では、既存組織がどのように参加すべきか答も用意しないと片手落ち。

1000人からいる組織で、サポートする企業加入もあるのだから、各企業に、震災復興募金対象商品を用意して頂き、売上の10%を募金しますとすべきなのだ。

そうすることで、企業からすれば募金への参加と自社商品の販売につながり、組織のメリットを感じることになるだろう。

会員からすれば、これまで悩んでいたものも、必要とする商品を購入することで震災復興に参加できるとなれば購入に踏み切れるかも知れない。

なんともお粗末、単純に募金をまとめて代行するだけの仕組みは硬直化した組織の愚の骨頂だと思うのです。